加茂市で不動産売却を検討している方必見!土地価格・空き家対策・再開発情報を解説
「加茂市の土地価格は最近どうなっているのだろう?」「不動産を手放したいけれど、何から始めればいいのかわからない…」
そんなお悩みを抱えていませんか?
「北越の小京都」として親しまれる加茂市は、豊かな自然と伝統文化が調和する住みやすい街。静けさと暮らしやすさを兼ね備えたこのエリアでは、近年、不動産の売却や空き家の管理を検討する方が増えています。
また、加茂市は国家規模の社会実験の実証地に選ばれた注目度の高まっている街でもあります。この記事では、加茂市ならではの地域性を交えながら、以下のテーマについて詳しく解説します。
- 加茂市の最近の土地価格の傾向
- 空き家の現状とその課題
- 加茂市で進行中の再開発情報
- 不動産売却をスムーズに進めるためのヒントや制度活用法
加茂市の不動産市場や空き家対策についての理解を深め、自信を持って次のステップに進むための参考にしていただければ幸いです。
新潟県加茂市のまちの特徴
加茂市は、住む人にも訪れる人にも魅力的なエリアです。市内を流れる加茂川や、リスが生息する加茂山公園など、四季折々の美しい風景が広がり、自然を身近に感じながら穏やかに暮らすことができます。ここでは、不動産を売却する際に知っておきたい加茂市の自然や地域の特性、そして、自治体が進める取り組みについて詳しく解説します。
加茂は日本一の高級桐たんす生産地
加茂市は、全国でも有数の桐たんすの生産地として知られています。その歴史は江戸時代までさかのぼり、匠の技術と厳選された素材を生かした高品質な製品が国内外で評価されています。
湿気に強く、衣類の保管に適した桐たんすは、実用性と美しさを兼ね備えた伝統工芸品。加茂市では、職人たちが手がける精緻な製品を間近で見ることができ、その技術の高さを実感できるでしょう。
「加茂川」「加茂山公園」で自然の恵みを満喫
市外からも多くの人々が訪れる、癒やしの自然スポットが点在する加茂市。市街地に流れる加茂川では、四季を感じながら河川敷での散策や川辺での憩いを満喫できます。約500匹もの鯉のぼりが川を彩る「加茂川を泳ぐ鯉のぼり」は、春の風物詩として好評です。
また、加茂川から程近い加茂山公園は、リスと触れ合える珍しいスポット。春には桜、秋には紅葉が公園を美しく染め上げ、家族連れや観光客に人気があります。
信濃川流域が育む豊かな果樹栽培
加茂市は、信濃川流域の肥沃な土壌と穏やかな気候を生かした果樹栽培が盛んな地域です。桃、日本梨、西洋梨(ル レクチエ)をはじめ、季節ごとにおいしい果物が収穫されます。加茂市で育った果実は甘みが強く、ジューシーな味わいが特徴です。
地元農家さんの丁寧な手入れと自然の恵みが結実した果物は、市場や直売所で購入できます。収穫期には果樹園で収穫体験を楽しむのも加茂市の楽しみ方の一つ。加茂市の果樹栽培は、地域の農業と観光を支える重要な柱となっています。
新潟市と新潟広域都市圏形成に係る連携協約を締結
加茂市と新潟市は、2020年3月に新潟広域都市圏の形成を目指して連携協約を締結しました。この協約により、両市は経済の発展や都市機能の向上、生活サービスの充実を図るため、さまざまな分野で協力を深めています。
加茂市から新潟市中央区までは車で約40分。通勤圏内に位置していることから、多くの加茂市民が新潟市へ通勤するなど、新潟県の中心部・新潟市との生活のつながりも強い地域です。このような背景のもと、両市の連携が地域全体の活性化にどのように貢献していくのか、今後の展開が期待されています。
新潟県加茂市の最近の土地価格傾向
加茂市の基準地価は、1998年から長期的な下落傾向が続いており、約30年前には基準地価平均が6万6020円/m²であったのに対し、2024年には1万8300円/m²と、3.6倍もの減少を記録しています。このような状況から、基準地価が大きく回復する兆しは見られず、不動産の売却を検討している方には早めの不動産売却をおすすめします。
2024年の新潟県地価調査結果をもとに、加茂市内で特に土地価格の上昇・下落が著しい地点をご紹介します。加茂市の不動産動向を把握し、適切な売却計画を検討しましょう。
加茂市内で土地価格が基準値よりも高い2地点
加茂市では、土地価格の上昇が見られる地点はありませんが、2地点で横ばいを保っています。いずれのエリアも大通りから近い利便性を持ちながら、静かで落ち着いた住環境が魅力です。
加茂市全体の基準地価平均と比較しても高値を維持し、不動産売却を検討している方にとっては早めの行動が有利になる可能性があります。
地点 |
地価変動率 |
地価 |
坪単価 |
栄町17-10 |
+0.00% |
3万1700円/ m² |
10万4793円/坪 |
横江6-27 |
+0.00% |
2万4100円/ m² |
7万9669円/坪 |
加茂市内で土地価格が下落している3地点
加茂市内では、昨年よりも地価が3%以上も下落したポイントが3地点あります。「都ケ丘7-18」と「秋房4-24」は、市の中心部から離れた住宅地であり、下落幅が顕著でした。一方、「仲町2-8」は、加茂駅から延びる商店街の一角。変動率は高かったものの、市内では比較的高い地価を維持しています。土地価格の下落は一見ネガティブに思われがちですが、手ごろな土地を求める方にとってはチャンスとも捉えられます。
土地価格が下落傾向にあるエリアでは、再開発や新たな利用方法が検討されることで、将来的に新たな価値を生み出す可能性を秘めています。今後の動向に注目しつつ、賢い土地活用を考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
順位 |
地点 |
地価変動率 |
地価 |
坪単価 |
1位 |
都ケ丘7-18 |
-3.66% |
1万5800円/ m² |
5万2231円/坪 |
2位 |
仲町2-8 |
-3.15% |
3万700円/ m² |
10万1487円/坪 |
3位 |
秋房4-24 |
-3.03% |
1万6000円/ m² |
5万2892円/坪 |
新潟県加茂市の再開発情報
加茂市では、住民の暮らしをより快適にすることで街全体に活力をもたらすさまざまなプロジェクトが進行中です。数ある取り組みの中でも、特に注目するべき再開発情報をピックアップしました。加茂市の未来を形づくる新たな試みは必見です。
地域課題解決を目指す、デジタル社会実験
加茂市は、国として巨額の予算を投じて実施する国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の未来社会創造事業「超スマート社会の実現」領域において、研究の舞台として注目されています。
このプロジェクトは、「人間中心の社会共創デザインを可能とするデジタル社会実験基盤技術の開発」という正式名称を持ち、未来社会をデザインするための新技術開発を目的としたもの。神戸大学、早稲田大学、大阪大学など、国内有数の大学や研究機構が協力し合い実現しています。
これは、2022年に加茂市で実施されたスマートウェルネスシティとしての施策が評価されたことから、実証地として選ばれたものです。2023年3月には研究チームが加茂市を訪れ、住民や市職員、事業者とともに地域課題の抽出や施策の効果評価を進めています。
同プロジェクトは、今後も継続してデータ収集、シミュレーションの精度向上が進められる予定です。来たる2025年3月にはステークホルダーを集めた討議を予定し、プロジェクト終了後には、加茂市で得られた成果を他の自治体にも応用することが期待されています。今や加茂市は、国内だけでなく世界中からも熱い視線が注がれているのです。
加茂の歴史と文化を世界に発信!インバウンドツアーを展開
加茂市観光協会は2024年12月、アメリカの旅行会社アムネット(Amnet New York Inc.)と提携し、欧米からの観光客向けに「Romantic Countryside Escape to Kamo City」と題したインバウンドツアーの販売を開始しました。
このツアーは、「北越の小京都」と称される加茂市の歴史や自然、伝統工芸を体験できる内容であり、特にカップルや新婚旅行者をターゲットとしています。
モデルコースでは、着物でのウェディングフォトや人力車での市内散策など、特別な思い出を作るプランが提案されています。加茂市観光協会は、地域の魅力をさらに発掘し、観光コンテンツとして磨き上げることで、市民が誇りと愛着を持てる、活力ある地域づくりを目指しています。
新潟県加茂市の空き家状況と行政対策
加茂市の人口動向や空き家の現状、さらに実施している支援や行政による対策について詳しくご紹介します。
人口と世帯数の推移
加茂市のここ10年間の人口推移は下記の通りです。
【加茂市の人口推移】 |
||
年 |
人口 |
世帯数 |
平成26年(2014年) |
29,467人 |
10,277世帯 |
令和2年(2020年) |
26,501人 |
10,225世帯 |
令和6年12月(2024年) |
24,079人 |
10,066世帯 |
参照:「加茂市のすがた(令和5年版)」
2014年から2024年にかけての10年間で、人口は約5,000人減少しました。その一方、世帯数の減少は比較的緩やかで、211世帯の減少に留まっています。この結果は、少子高齢化や単身世帯の増加が背景にあると考えられます。市全体の活性化や人口流入を促す取り組みが求められています。
現在の空き家状況
加茂市の空き家数は、2018年時点で1,520戸であり、空き家率は13.92%でした(参照:「GTC統計」)。これは新潟県内で空き家数が確認できた20市町村の中で19番目の数値。加茂市では、空き家の増加に対応するため、空き家バンク制度を導入し、空き家の有効活用を推進しています。
行政の対応&補助金について
新潟県加茂市では、増加する空き家問題に対応しながら、地域活性化を目指すさまざまな取り組みを行っています。具体的な施策をチェックしていきましょう。
空き家バンク
地域活性化と空き家の有効活用を目的に、空き家バンク制度を導入しています。この制度では、住まいや店舗を探している方々に向けて、市内に点在する空き家情報を集約しています。歴史的な趣を感じられる物件から、自然豊かな環境に佇む穴場物件まで、選択肢が幅広く用意されているのも魅力です。
空き家バンクは、不動産を売りたい方と買いたい方をマッチングさせる便利なサービスです。新しい生活や事業展開の拠点を探している方にとって、理想的な選択肢が広がっています。
参照:「加茂市 空き家バンク」
空き家対策ガイドブック
加茂市では、市民が空き家問題に適切に対処できるよう、「加茂市空き家対策ガイドブック」を作成・配布しています。このガイドブックでは、空き家の管理や活用方法、売却や賃貸に関する情報など、所有者が直面する疑問に対し、解決策を提案しています。ガイドブックは市内の公共施設で配布されている他、加茂市の公式ウェブサイトからも閲覧可能です。
空き店舗対策事業費補助金
加茂市中心市街地の活性化を目的として、商店街エリア内の空き店舗への出店にかかわる改修費用や賃借料の一部を補助する制度を設けています。補助金申請の際には、加茂商工会議所の経営指導を受ける必要があります。申請については加茂市の公式ウェブサイトから毎年案内が出ているのでご確認ください。
移住促進住宅取得補助金
加茂市外からの移住者が市内で住宅を取得する際、50万円を上限に補助金を受け取れる「移住促進住宅取得補助金」という制度があります。対象者には年齢や家族構成などの条件がありますが、この制度を活用することで、空き家の有効活用と移住促進を図っています。詳細は加茂市の公式ウェブサイトから確認できます。
まとめ | 新潟県加茂市の不動産売却は新潟県不動産買取センターへ
この記事では、加茂市における不動産売却の価格動向や地域の取り組みについてご紹介しました。加茂市の土地価格は全体的に下落傾向にありますが、地域の活性化を目指した新しい開発プロジェクトへの期待も高まり、今後さらなる住環境の向上が見込まれます。歴史と未来が交差する加茂市は、静かで豊かな暮らしを求める方にとって、ますます魅力的なエリアとなるでしょう。
新潟県内で不動産の売却を検討している方は「新潟県不動産買取センター」にご相談ください。「新潟県不動産買取センター」では、新潟県内の不動産に精通した複数の企業が連携して運営しており、土地や住宅をはじめとした幅広い物件の買取実績があります。
無料の一括査定サービスを利用すれば、新潟県内の不動産会社から複数の査定結果を得られ、比較検討できます。査定は簡易なものから詳細なものまで段階的に行い、売却までの流れもサポートさせていただいております。売却の悩みを抱えている方は、ぜひ「新潟県不動産買取センター」にご相談いただければ幸いです。
▼不動産の一括査定はこちら
https://niigata-kaitori.com/assessment/
▼不動産の出張相談はこちら