コラム

2024.06.05

阿賀野市の不動産売却は今がチャンス?地価動向や市の空き家対策を紹介

阿賀野市の不動産売却は今がチャンス?地価動向や市の空き家対策を紹介

「阿賀野市に住んでいた祖父母の家が長い間空き家になっている。どうすればいい?」

「使っていない家を売りたいけれど、土地の価格が下がっているって本当?」

このように空き家の管理や売却に悩んでいる方は、阿賀野市内でも多いのではないでしょうか。

阿賀野市は豊かな自然に恵まれ、新潟市へのアクセスも良好な暮らしやすい街として知られています。しかし近年では、少子高齢化による人口減少の影響で空き家が増加し、土地価格も下落傾向にあります。

そのため、空き家を売却する際には地価の変動を観察し、適切なタイミングを見極める必要があるでしょう。

この記事では、阿賀野市の空き家の現状や、土地価格の動向、市の空き家対策などについて詳しく解説します。

「親の代から受け継いだ家があるけれど、管理が大変で手放したい」などのお悩みをお持ちの方も、ぜひ参考にしてみてください。

阿賀野市のまちの特徴

阿賀野市は新潟県の中央部にあり、とても暮らしやすいまちです。その魅力は大きく分けて以下の3つです。

  • 豊かな自然
  • 交通が便利
  • バランスの取れた産業

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

豊かな自然

阿賀野市は、きれいな自然に囲まれた街です。南には大きな阿賀野川が流れていて、東には五頭連峰という山々が連なっています。

阿賀野市の特徴の一つが、広大な水田の存在です。市内の水田面積は約6,500ヘクタールにも及び、これは新潟県でも有数の規模です。阿賀野市は新潟県でも有数の米どころで知られています。

もう一つ、阿賀野市で有名なのが、国の天然記念物にも指定されている瓢湖(ひょうこ)という湖です。白鳥の飛来地としても有名で、毎年白鳥を見に多くの観光客が訪れます。

このように阿賀野市は自然が豊かで、お米もおいしく白鳥も見られる、魅力たっぷりの街です。

交通が便利

阿賀野市には、大きな道路がいくつか通っています。まず、磐越自動車道と国道49号が、市の南から北に向かって走っていて、新潟市など周りの大きな街へ簡単に行くことが可能です。

また、国道460号と290号、それにJR羽越本線が、市の東から西に向かって通っています。これらの道路と電車を使えば、市内の各地域へのアクセスも便利です。

特に、磐越自動車道の安田インターチェンジは阿賀野市にとって重要な役割を果たしています。安田インターチェンジが市内にあるおかげで、阿賀野市の住民は高速道路を大変便利に利用でき、遠方にもアクセスしやすくなっています。

このように、道路網と鉄道が充実しており、市内外のさまざまな場所へ簡単にアクセスできる点も、阿賀野市の大きな魅力のひとつです。

バランスの取れた産業

阿賀野市は、農業、工業、商業の各分野がバランスよく発展している地域です。

農業では、肥沃な土壌と清らかな水を利用して、多種多様な農産物が生産されています。特に米や野菜の品質は高く、地元の市場だけでなく県外からも高い評価を受けています。

工業においては、数多くの製造業者が立地しており、自動車部品や精密機械、食品加工など、さまざまな分野で技術力の高い製品が生産されています。これらの企業は地域経済を支えるとともに、安定した雇用を提供しています。

商業面でも、阿賀野市には複数のショッピングセンターやスーパーマーケット、小売店が点在しており、住民の生活を支えています。地元商店街では地域に根ざしたサービスが提供され、観光客も訪れるなど、地域経済の活性化に寄与しています。

このように、農業、工業、商業の各分野がバランスよく発展し、雇用機会が豊富で働きやすい環境が整った阿賀野市は、生活の質が高い魅力的な街と言えるでしょう。

阿賀野市の最近の土地価格傾向

阿賀野市の最近の土地価格について、2024年5月5日時点の公示地価をもとに分析してみました。

全体的には、土地価格は下がり続けていますが、中には値段が変わらない地点もありました。

ここからは、もっと少し詳しく見ていきましょう。

上昇傾向はない中、唯一横ばい傾向の地点

阿賀野市内では全体的に土地の値段が下がっていましたが、唯一、土地の値段が横ばいなのが緑岡3番86外です。

この地点の土地の値段は、1平方メートルあたり2万7,000円(坪単価で言うと8万9,256円)で、去年から変わらず横ばいです。市内で土地価格の下落が進む中、貴重な存在と言えるでしょう。

緑岡地区は阿賀野市の中心部に位置し、その利便性の高さが土地の値段を維持する要因になっているのではないかと考えられます。

下降傾向3地点

一方で、地価の下落率が最も高い地点は以下の3点です。

1位:次郎丸字真光寺1291番453
【地価変動率】 -1.96 % 【地価】5,000 円/m 【坪単価】1万6,528 円/坪

2位:小浮字土居内1163番
【地価変動率】-1.85 % 【地価】5,300 円/m 【坪単価】1万7,520 円/坪

3位:前山字居浦586番
【地価変動率】-1.67 % 【地価】 5,900 円/m2 【坪単価】1万9,504 円/坪

これらの地点に共通しているのは、阿賀野市の中心部からやや離れた場所に位置しているということです。利便性の低さが地価下落の一因となっている可能性があるでしょう。

阿賀野市の近況を紹介

阿賀野市の現在の状況はどのようになっているのでしょうか?

ここでは阿賀野市の再開発や、空き家状況について見ていきましょう。

街の再開発情報

阿賀野市では、水原駅周辺の中心市街地の活性化のために、2013年度から2017年度までの5年間、「都市再生整備計画」という事業を行いました。おもな内容は次の通りです。

まず、古くなった市立水原郷病院の建物と、隣にある福祉施設の跡地を使って、地域医療の中心となる新しい病院を建てました。病院の中には、地域の人たちも利用できる交流スペースを作り、にぎわいを生み出すようにしています。

次に、災害時の避難所となる水原公民館と水原総合体育館の建物を丈夫にし、機能を向上させました。公民館は、市民活動の拠点となる地域交流センターに生まれ変わり、体育館には非常用の発電設備を設置して、避難所としての役割を高めています。

そして、新しい病院の周りの道路を整備して、病院へのアクセスを改善し、交通事故の防止に努めています。また、中心市街地にある天朝山公園も整備して、利用者の利便性を高めました。

その他にも、歩道や市営バスの利便性を向上させたり、商店街を活性化するための調査を実施したり、防災意識を高める活動なども行っています。

これらの事業を通して、中心市街地の生活環境を改善し、住み続けてもらえるまちづくりを目指しています。事業の評価では、新しい病院の利用者が増加するなど、ある程度の成果が得られたことがわかりました。

空き家状況

阿賀野市の空き家の状況について、2023年3月31日時点の調査結果をまとめると以下の通りです。

地区

空き家数

管理不全

特定空家等

安田

107

86

0

京ヶ瀬

45

37

0

水原

257

200

5

笹神

208

193

0

合計

617

516

5

 

阿賀野市全体では空き家が617件確認され、そのうち516件が管理不全、5件が特定空家等となっています。特定空家等とは、そのまま放置すれば倒壊等の危険があったり衛生上有害であったりするなど、周辺の生活環境に悪影響を及ぼすような状態にある管理不全の空き家のことです。

地区別に見ると、水原地区の空き家数が257件と最も多く、管理不全の空き家が200件、特定空家等が5件と目立っています。一方、京ヶ瀬地区の空き家数は45件と比較的少ないものの、そのうち37件が管理不全の状態にあります。

管理不全な空き家や特定空家等は、倒壊の危険性やゴミの不法投棄、犯罪の温床となるなど、周辺環境に悪影響を及ぼす可能性があるため、今後の対策が求められています。

市としての空き家対策

阿賀野市では、空き家が増えてきたことを受けて、2014年に条例を作り、空き家の所有者にきちんと管理することを義務付けました。

そして2020年には、国の法律に基づいて「阿賀野市空家等対策計画」を立てました。この計画では、大きく分けて3つのことに取り組んでいます。

  1. 空き家を増やさないこと
  2. 空き家を有効に使ってもらうこと
  3. 管理が行き届いていない空き家をなくすこと

具体的には、市民に空き家問題を知ってもらったり、「空き家バンク制度」という空き家の情報を集めて利用したい人に紹介する制度を運用したりしています。

また、特に問題のある空き家は、「特定空き家」として指定しています。特定空き家とは、そのまま放置すれば倒壊などの危険性があったり、衛生上有害となったりする可能性が高い空き家のことです。市では、所有者に適切な管理を促すとともに、所有者が対応できない場合は、市が代わりに必要な措置を行うこともあります。

以上のように、空き家が増えないようにすること、空き家を有効に活用すること、そして管理が行き届いていない空き家をなくすこと、を目指して様々な取り組みを行っています。

まとめ | 阿賀野市の不動産売却は新潟不動産買取センターへ

新潟県のほぼ中央にある阿賀野市は、自然がとても豊かできれいな街です。阿賀野川や五頭連峰、広い水田などの魅力的な場所がたくさんあります。

ただ、最近の阿賀野市は人口が減っており、空き家が増えてきています。市の調査では、617件の空き家があり、そのうちの多くが管理が行き届いていない状態だとのこと。この影響で、阿賀野市の地価は全体的に下がってきています。特に、市の中心部から離れた場所で地価の下落が目立っているようです。

市は空き家の問題に、空き家の所有者にちゃんと管理するように伝えたり、空き家を利用したい人に紹介する「空き家バンク制度」を始めたりして取り組んでいます。もし、阿賀野市で空き家を持っていて、手放したいと考えている人は、この「空き家バンク制度」を利用してみるのも一つの方法でしょう。

ただし、地価が下がっている地域もあるので、売却のタイミングは慎重に考える必要がありそうです。市の動向をしっかり見極めながら、売却の決断をすることをおすすめします。

新潟県内で不動産の売却を検討している方は「新潟県不動産買取センター」にご相談ください。「新潟県不動産買取センター」では、新潟県内の不動産に精通した複数の企業が連携して運営しており、土地や住宅をはじめとした幅広い物件の買取実績があります。

無料の一括査定サービスを利用すれば、新潟県内の不動産会社から複数の査定結果を得られ、比較検討できます。査定は簡易なものから詳細なものまで段階的に行い、売却までの流れもサポートさせていただいております。売却の悩みを抱えている方は、ぜひ「新潟県不動産買取センター」にご相談いただければ幸いです。

▼不動産の一括査定はこちら

https://niigata-kaitori.com/assessment/

▼不動産の出張相談はこちら

https://niigata-kaitori.com/consultation/

pagetop

無料不動産一括査定!