田上町の不動産売却|価格相場と空き家の現状をわかりやすく解説
新潟市の南東に位置する田上町は、桃や梅、タケノコといったおいしい特産品が魅力の町です。近年では、地域資源である竹を活用した町おこしが積極的に行われ、「道の駅 たがみ」には年間60万人以上が訪れるなど、観光地としての注目度も高まっています。
そこで今回は、以下3つのテーマについて詳しくご紹介します。
- 田上町の土地価格の最新動向
- 空き家の現状とその対策
- 不動産売却や活用をサポートする行政制度
最新の地価動向、空き家問題への対策、行政支援制度など、田上町で不動産を所有され、売却や活用を検討している方は必見です。
新潟県田上町のまちの特徴
大東建託が実施した「街の住みここちランキング2024」で、新潟県内3位に選ばれた田上町。
自然豊かでありながら新潟市中心部へのアクセスが良く、住みやすい点が高く評価されました。温泉や竹林が点在し、余暇時間を充実させてくれることから、移住先としても選ばれています。
竹の恵みを生かしたアートイベント「たがみバンブーブー」
田上町は、約17ヘクタール(東京ドーム約3.6個分)の広大な竹林が広がる竹の名産地。竹の魅力を発信しながら放置竹林の課題を解決しようと、2022年からスタートしたのが「たがみバンブーブー」です。
竹のアートイベント「たがみバンブーブー」は、竹あかりが幻想的な光の作品を生み出し、毎年多くの来場者でにぎわいます。町内各地を巡ることで田上町の歴史と文化に触れられる、町の一大イベントです。
身近に楽しめる湯田上温泉郷
護摩堂山の中腹にたたずむ湯田上温泉郷は、280年以上の歴史を誇る温泉地です。6月中旬から7月下旬にかけて咲き誇る護摩堂山のアジサイは、町を象徴する美しい風景のひとつ。豊かな自然に抱かれながら気軽に温泉に浸かれる日常が田上町にはあります。
湯田上温泉郷は、宿泊だけでなく日帰り温泉を楽しめる旅館や専用の入浴施設も充実しています。温泉で心と体を癒やしながら、ゆったりと心地いい時間を過ごせるのは、田上町ライフの大きなメリットです。
田上町は妊娠・出産・子育て支援が充実
田上町では、妊娠・出産・子育てを支援する制度が整っています。町内で暮らす子育て世帯には、0〜2歳児の育児用品購入に月2,000円を助成する「乳幼児育児用品購入費助成」がある他、子育て支援センターでは遊び場や育児相談を無料で提供しています。
教育面では、幼児園から中学校までの「12か年教育」を実施し、小・中学校の入学時には田上産の新米10kgまたは体操着購入補助券5,000円分を支給。子どもが安心して成長できる環境を整え、子育て世帯を応援しています。
新潟市とつながる快適な暮らし
田上町は交通の利便性が高く、新潟市へのアクセスもスムーズなエリアです。2020年に国道403号小須戸田上バイパスが全線開通したことで、新潟市への移動がさらに快適になり、ベッドタウンとしての魅力が高まっています。
また、JR信越本線の羽生田(はにゅうだ)駅・田上駅を利用すれば、新潟駅まで約35分。新潟市で働きながら、自然の中でゆったりとした暮らしを楽しむ。そんな理想のライフスタイルがかなう町です。
新潟県田上町の最近の土地価格傾向
田上町の基準地価は、24年前から緩やかな下落傾向が続いており、現在もその流れに大きな変化は見られません。今後も急激な上昇が見込まれないため、不動産の売却をお考えの方は、早めの行動が安心につながるでしょう。
田上町で土地価格が上昇している地点
現在、田上町では地価が上昇しているエリアはなく、空き家の売却を検討されている方にとっては、やや厳しい状況が続いています。
しかし、町内の駅周辺エリアを比較すると、田上駅周辺の地価が高い傾向にあります。坪単価平均では約4,500円の差があるため、田上駅周辺に不動産をお持ちの方は、早めの決断で有利に売却活動を進められそうです。
駅 |
地価変動率 |
地価平均 |
坪単価平均 |
田上駅 |
-2.96% |
1万6400円/ m2 |
5万4214円/坪 |
羽生田駅 |
-2.28% |
1万5060円/ m2 |
4万9785円/坪 |
田上町で土地価格が下落している3地点
価格が下落傾向にあるエリアの中でも、特に羽生田駅周辺が目立ちます。
しかし、このエリアには魅力的なスポットも多く、今後の変化が期待される地域です。例えば、羽生田駅から車で約5分の場所には「道の駅 たがみ」があり、地域のにぎわいを支えています。
将来的に地価が上昇する可能性も考えられるため、購入を検討されている方にとっては今がチャンスとも考えられます。
順位 |
地点 |
地価変動率 |
地価 |
坪単価 |
1位 |
大字羽生田字内山外乙632番23 |
-3.33% |
1万4500円/ m2 |
4万7933円/坪 |
2位 |
大字羽生田字大郷庵丙431番1 |
-3.27% |
1万4800円/ m2 |
4万8925円/坪 |
3位 |
大字田上字山田丙1242番5 |
-2.96% |
1万6400円/ m2 |
5万4214円/坪 |
新潟県田上町の再開発情報
人口減少と高齢化が進む田上町では、2035年には人口が約9千人、高齢化比率が約43%になっていくことが想定されています。このままでは、診療所や商店の閉店、公共交通の減少、空き地・空き家の増加、そして、行政にとっては、税収が減り、現在と同様な行政サービスが維持できなくなる可能性があるのです。
そうならないために、2019年に「田上町立地適正化計画」が策定されました。その内容の一部をご紹介します。
安心安全なまちづくりを実現する「居住誘導区域の設定」
田上町では、住みやすく安心安全なまちづくりを目指し、居住誘導区域を設定しています。これによって、田上町はコンパクトで快適な住環境の整備を進めています。
【生活利便性の確保】
鉄道駅(半径500m圏内)、田上町役場・田上中学校周辺を対象
【適正な人口密度の維持】
将来的に20人/ha以上の人口密度が確保できる範囲を選定
【安全性の考慮】
土砂災害特別警戒区域など、災害リスクの高い地域を除外
町のにぎわいを創出する「都市機能誘導区域の設定」
田上町では、医療施設や商業施設などの施設を誘導するための「都市機能誘導区域」を定めています。都市機能誘導区域は、先ほどご紹介した居住誘導区域内であることが大前提です。
【方針1】既存の生活サービス施設が集まるエリア
羽生田駅周辺および国道403号沿道
【方針2】町民の生活に必要な機能が集積するエリア
田上町役場周辺、原ヶ崎周辺
【方針3】まちづくりの課題を解決するための施設整備エリア
『道の駅たがみ』周辺(田上町役場周辺)
この計画では、住民の生活に欠かせない施設への誘導を重視しています。これにより、地域の利便性と快適性を高め、住民が安心して暮らせるまちづくりを目指します。
「田上町立地適正化計画」が目指す理想の田上町とは?
上記施策の成果を測るために、田上町では具体的な数値目標を設定しています。
課題・目標 |
数値目標 |
期待される効果 |
【課題①】 町民の利便施設の不足 【目標①】 町民の生活の質が向上する環境づくり |
①日常生活サービス施設の徒歩圏充 足率(都市機能誘導区域周辺) 2015年:11.1% 2035年:15.8% |
❶町民の日常生活における満足度 2017年:51% 2035年:75% |
【課題②】 市街地の空洞化に伴う行政投資効率の低下 【目標②】 市街地中心部等に人口が集積する環境づくり |
②居住誘導区域内の人口密度 2015年:19.0人/ha 2035年年:21.1人/ha |
❷行政投資額の削減 2015年:44億円 このまま推移した場合 2035年:33億3,200万円 目標を達成した場合 2035年:32億0,300万円 ※1億2,900万円(約4%)の削減 |
【課題③】 町民の移動手段の不足 【目標③】 不便なく町の拠点にアクセスできる環境づくり |
③JR・路線バス等の利用者数 2017年:512人/日 2035年:700人/日 |
❸公共交通網の維持 2018年: JR運行本数 平日上25本、下26本 バス運行本数 平日10本 2035年:現状維持 |
これらの目標が達成されることで、田上町で暮らす全ての町民が町内で日常的な生活サービスを受け続けられるようになることを目指しています。
新潟県田上町の空き家状況と行政対策
田上町の人口推移や空き家の状況はどのようになっているのでしょうか。課題に対して行政が取り組んでいる対策についても解説していきます。
人口と世帯数の推移
田上町では人口減少が続いているものの、観光客の訪問数は右肩上がりに推移しています。2015年には406,490人だった観光入込客数は、2023年には771,544人にまで増加しました。
観光客の大幅な増加は地域活性化につながる可能性があり、今後のまちづくりにおいても大きな期待が寄せられています。
年 |
人口 |
世帯数 |
平成27年(2015年) |
12,188人 |
4,028世帯 |
令和2年(2020年) |
11,231人 |
3,990世帯 |
令和7年(2025年) |
10,560人 |
4,225世帯 |
現在の空き家状況
2015年11月1日~2016年10月31日の期間に実施され「田上町空家等対策計画」の調査では、田上町内の空き家(法的に定義されたもの)は122棟確認されました。こうした現状を踏まえ、田上町では空き家の適切な管理や利活用を促進し、地域の安心安全な住環境を守るための取り組みが求められています。
行政の対応&補助金について
田上町では、増加する空き家問題に対応するため、さまざまな対策を進めています。また、地域の活性化を図るため、移住・定住を促進する施策にも力を入れています。
田上町空家等対策計画
空き家の有効活用や危険な空き家の除却を進めるため、令和4年度から令和8年度までの5年間にわたる「田上町空家等対策計画」を策定しました。計画の対象地域は町内全域とされ、空き家問題の解決に向けたさまざまな施策を実施しています。
- 住宅改修支援:個人住宅のリフォーム費用を助成し、空き家の発生を抑制
- 危険な空き家の除却支援:周囲に悪影響を及ぼす「特定空家」など、倒壊の危険がある住宅については、「空家再生等推進事業」を活用し、解体費の一部を補助
空家等及び特定空家等の対策に関する協定
田上町は、空き家対策強化のため、一般社団法人「みどり福祉会」と「空き家等および特定空き家等の対策に関する協定」を締結しました。田上町が空き家に関連した協定を結ぶのはこれが初めてのこと。情報共有などで連携を強化し、空き家の防止・利活用を進めています。
空き家バンク
田上町では、空き家バンクを活用し、老朽化の防止や地域の生活環境の維持を進めながら、U・J・Iターンによる移住を促進しています。空き家バンクのサイトでは、70坪以上の広い物件が多数掲載されています。地図から物件を探すこともできるため、希望に合わせた検索がしやすいのも特徴です。
田上町マイホーム取得支援補助金
田上町では、移住の促進と町外への人口流出の抑制を目的として、住宅を取得する方に対し、必要な経費の一部を補助する制度を実施しています。
- 補助対象:取得費用が100万円以上の住宅
- 補助金額:基本20万円
※世帯員に40歳未満の方がいる場合、または実績報告時までに40歳未満の方が転入予定の場合、補助額を25万円に増額
さらに、町内施工業者を利用したリフォーム工事を行う場合に補助金が支給される「田上町暮らし応援リフォーム補助金」や、新婚世帯または子育て世帯が町内で住宅を取得した際に受け取れる「田上町新婚子育て世帯利子補給金」との併用が可能で、最大70万円まで補助を受けられます。
東京圏からの移住者へ移住支援金を交付
東京圏(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)からの移住を促進するため、田上町では新潟県と共同で交付金を支給する制度を実施しています。
- 単身での転入:60万円
- 2人以上の世帯での転入:100万円
- 18歳未満の子どもと一緒に転入する場合:子ども1人につき100万円を加算
一定の条件を満たす方が対象となるため、詳細は田上町公式サイトをご覧ください。
まとめ | 新潟県田上町の不動産売却は新潟県不動産買取センターへ
この記事では、田上町の不動産売却の価格動向や、地域の取り組みについてご紹介しました。
新潟市へのスムーズなアクセスと、豊かな自然に囲まれた住環境は、田上町の大きな魅力です。春の桃や梅、夏のアジサイ、秋に開催される竹あかりイベント「たがみバンブーブー」、冬の静寂――。四季折々の風景を楽しみながら、のびのびと暮らせる環境が整っています。
都会の利便性と自然の癒やし、どちらも大切にしたい方にとって、田上町はまさに理想の住まいが見つかる場所です。売却を検討している方、新たな住まいを探している方にも、この記事が田上町の魅力に触れる機会になることを願っています。
新潟県内で不動産の売却を検討している方は「新潟県不動産買取センター」にご相談ください。「新潟県不動産買取センター」では、新潟県内の不動産に精通した複数の企業が連携して運営しており、土地や住宅をはじめとした幅広い物件の買取実績があります。
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